MUSENTシステムクリーニングクロスMSSMFCL0030-BLK

ギター等の楽器クロスとしてメジャーなMUSENTシステムクリーニングクロスMSSMFCL0030-BLKを検証してみたいと思います。



【10段階評価です】

<1>油分除去性能
☆☆☆☆☆☆☆

<2>使いやすさ
☆☆☆☆☆☆

<3>精密機械への使用安全性
☆☆☆☆

<4>自己発塵の少なさ
☆☆☆☆☆

<5>コストパフォーマンス
☆☆

<6>耐久性
現時点では未検証だが自己発塵性は初期の使用感覚では低いが見た目的にもハイテククロスと言うよりは通常のマイクロファイバークロスなので使い方や洗い方を間違えると早期で使い物にならなくなる可能性も。

<7>個人的オススメレベル
☆☆☆
悪くはありませんがいろいろとNGなことが多いクロスなので・・・



それでは細かい検証を開始しますがこのMUSENTシステムクリーニングクロスMSSMFCL0030-BLKはギターやピアノ等の楽器クロスでは高い評価を受けている人気クロスのようです。


評価するは少ないですが現時点でAmazonレビュー全てが最高評価の5です。



早速検証してみましょう!


外観です!



うーん・・・


これはiBUFFALOの液晶TV専用クリーニングクロス超極細繊維BSTV02CLクロスと同じですが箱に穴が開いているのはやめてもらいたい・・・


新品でも穴から中に簡単にホコリ等が入ってしまい未開封だからと言って安心して使用することが出来ません。


ハイテククロスと名が付く物の最大の役割は素材への攻撃性を出来るだけ小さく、尚且つ効率的に汚れを取ることなのでホコリ等が混入しやすいクロスは勝負をする前に負けていると言っても過言ではありません。


特にこのクロスは楽器用クロスを謳っていますがギターの塗装等は柔らかく傷が入りやすいので注意が必要です。



しかし他店舗で購入したら梱包されてました!



元はどうなっているのでしょうか?


裏面です。


ギターのボディやネック裏のクリーニング、その他管楽器への使用が最適とのことです。


またテレビやパソコン、メッキ加工品や宝石への使用は控えなくてはなりませんがアクセサリー等への使用も可能だそうです。


因みにメッキ加工品と宝石には何で使用出来ないのでしょうか?


メッキ加工品や宝石がNGであると言うことはCDやDVD、ブルーレイへの使用もNGなのでしょうか?

まぁ見た目的にもハイテククロスと言うよりは通常のマイクロファイバークロスと同じですのですでにジャンル違いのようにも感じます。





それでは開封してみます。




サイズとしては300×300mmですので通常の中版サイズです。


触った感覚としては上でも書いた通り見た目がただのマイクロファイバークロスなので特殊感はありません。



クロス表面です。



さらにアップ。


繊維の中に水牛の角を混ぜてあるらしいのですが見た目ではわかりません。


繊維1本1本の形状や特性を変えるようなやり方ではなく自然の物を取り入れたと言うとアイディアは良いと思います。



またこのクロスは表面と裏面が違うタイプらしいのですがはっきり言って違いが良くわかりません。



言われてみれば多少ロゴ側である裏面のほうが毛足が長いように感じますが効果に違いがでるのか微妙に感じます。


また箱の中にはしっかりとユーザーズガイドが入っており箱に記載されていない注意書きなどが書かれてますのこの点は好感度は良いと思います。



内容としては『液体ポリッシュやクリーニング剤を使わないでも』との事を主張されてます。


水牛の角パワー!?


仮に水牛の角だとした場合、研磨剤に順ずるようなイメージに感じるのは私だけでしょうか・・・


メッキ製品や宝石、うるし、金銀箔に使えないことに関係してきそうです。



気になるポイントとしては汚れた場合、洗剤を使えないと言う事を考えるとマイクロファイバーやハイテククロスのような汚れを取り込みやすい性質のクロスは繰り返しの使用で油分の再付着が出てしまいますので如何なものかと・・・


値段も1500円近くしますので高いレベルで性能維持出来ないのなら恐ろしいほどコストパフォーマンスが低いクロスになってしまいます。



それではハイテククロスの真骨頂とも言える指紋等の油膜除去能力を試してみたいと思います。



汚らしいXperia Z Ultra SOL24の液晶を拭きたいと思います。
※指紋防止フィルムを張ってます。



拭いてみた最初の直感。



水牛の角を使っているだけありなかなかの油分除去能力!!




ただし・・・



このクロスネーム箇所が尋常でないほど固い・・・



誤ってこの箇所で黒い塗装のギターや楽器、柔らかい車の塗装等をふいてしまうと確実に傷がはいってしまうレベルでネーム箇所が固い


ほつれてしまうかもしれませんが新品のギター等やカメラや眼鏡のレンズ等の繊細な素材に使用するのであればこの箇所はハサミでカットしたほうがよいと思います。




【まとめ】
うーん。

値段が1500円近くするので辛口にはなりますが油分除去性能は中程度以上の能力があります。
しかしながら洗剤を使用して洗濯出来ない事と、ネーム箇所の尋常ではない固さに大きな問題点を感じます。

楽器クロスとしてはブラックでかっこいい事から見た目重視で傷等に拘らないのであれば良いかもしれませんが見た目だけに拘るのなら他の選択肢は沢山出てきてしまいます。

その他、見た目も使い心地もハイテククロスと言うよりは通常のマイクロファイバークロスです。


なので油分をクロス内の取り込む性能は他のハイテククロスより劣ります事から一度使用したクロスを二度目に使用してしまうと油分の再付着してしまう比率が高いです。

このことも含めてマイクロファイバー系のクロスは洗剤で洗えると言うことが重要になってくることから性能の割りには低いお勧め度になってしまいました!

おしいクロス!