マルチクロス ENJO(エンヨー)

オーストリアのハイテククロスであるENJO(エンヨー)のマルチクロスを検証してみたいと思います。



(検証前のお約束)
基本的に耐久性等に関しては使い込んでいかないと正確な判断が出来ない事から耐久性等に関しては後日に記載したいと思います。同時に使い込むことで見えてくる性能等も後日記載を基本とさせて頂きます。



【10段階評価です】

<1>油分除去性能
☆☆☆☆☆

<2>使いやすさ
☆☆☆☆

<3>精密機械への使用安全性
☆☆☆

<4>自己発塵の少なさ
☆☆☆☆☆☆

<5>コストパフォーマンス
☆☆☆☆

<6>耐久性
現時点では未検証だがとても柔らかい素材なので使い方次第では長く使えないように感じます。

<7>個人的オススメレベル
☆☆☆
うーん。オーストリアのハイテククロスとのことで高額に売られていることから今回の検証では大本命だったのですが・・・正直トレシーシリーズと変わりません。むしろTVトレシーと比べた場合、あくまで主観ですがTVトレシーのほうが使いやすかった・・・世界の東レには叶わないのか?安ければ、また宣伝文言につられやすい人は買うかもしれませんが二度目買うことはないかな・・・やっぱり繊維世界一は日本製か!?



それでは検証をしますがこのENJO(エンヨー)のマルチクロスは最近になって広がってきたオーストリア製のハイテククロスです。


何でも特殊マイクロファイバークロスで1本の繊維が1056本もあるとのことで非常に高値で販売されてます。


画像イメージとしては垂直に細かい繊維が伸びていて通常の繊維では届かないところまで繊維が届き、バクテリアまで取れるそうです。


実際にどうなのでしょうか?


そもそもバクテリア(細菌)は1ミクロン〜5ミクロン程度のサイズであることから仮に繊維の細さの問題で言えば他のハイテククロスも2ミクロン前後ですので同じようにバクテリアを拭きとれるかと思います。


しかしながら申し訳ないことを言うかもしれませんが問題になるのはノロウイルス等のウイルスでありこの手のウイルスは0.1ミクロン以下ですのでこのクロスが仮にバクテリアを落とす事が出来たとしても飲食関連のお店や各種施設使用でこのクロスを使えば安全だとはなりませんので注意が必要です。


機会があれば東レなどに聞いてみるのもありかもしれません。



それでは外観です。



また穴あきの箱です・・・


これ本当に嫌いなんですよね・・・



保管時にホコリが入る・・・


ハイテククロスとしては本末転倒です。



裏面。



メイドインオーストリア



開封してみます。



サイズとしては220×220mmなので中版サイズ。


触った感覚としてはとにかくスベスベ。


よく言えばキメが細かく悪く言えば繊細そうなクロス。


表面にロゴが印刷されてます。



クロス表面です。




さらにアップ。

ん?


メーカーホームページに書かれているような直線の繊維ではなく普通に編んでます。

これはユーザーとしては大きな勘違いをしてしまいます。

まさか起毛処理のイメージをあのような画像にしているのでしょうか?


仮に起毛処理なら国産のハイテククロスのほとんどが起毛処理してます・・・


スマホトレシータカミネギタークロス等の多くのクロスに似てます。


ホームページに書かれている直線的な繊維の画像は何なのでしょうか?



また印刷されている箇所のアップもご紹介します。




色々と疑惑が拭い去れませんがそろそろハイテククロスの真骨頂とも言える指紋等の油膜除去能力を試してみたいと思います。



汚らしいXperia Z Ultra SOL24の液晶を拭きたいと思います。
※指紋防止フィルムを張ってます。




拭いてみた最初の直感。



ん?トレシーシリーズと油分除去能力が変わらないぞ?スマホトレシーよりは引っ掛かりがなく拭けるけどTVトレシーと比べたらTVトレシーのほうが使いやすい。




TVトレイシーが400×250mmで654円

このマルチクロスが220×220mmで1,080円



う〜〜ん。



【まとめ】
性能的にはトレシーシリーズとどっこいです。
ですので価格重視であればトレシーシリーズでOKかと。

そして個人的に言えばトレシーシリーズより好きなベリーマX系もあるので・・・